退院しました

6月の18日に自転車走行中の自損事故にて左肘頭尺骨橈骨脱臼粉砕骨折なんて事になって入院していましたが、主治医はじめ優秀なスタッフの手腕と努力に加え多くの方々に頂いた精神的な支えもあって6日に退院できました。この場でお礼申し上げます。

  • 事故について

自転車での自損事故ってどんくさいですよね。自分にもっと運動能力があればと反省しきりです。「どんな無茶してたんだ!」と叱られる事も多々ありますので言い訳めいた事も書いておきます。
事故が起きたのは市街地の歩道上を時速10-15km/hで徐行中であって、歩道上にはまばらに歩行者もいましたし、けして無茶な走行をしていたつもりはないのです。
 歩行者の一人が歩道中央付近を同方向に進行中であったため、車道よりに進路を変えた所、急に風向きが変わりガードパイプに固定されていた店舗集客用の幟旗が歩道に突出し、ハンドルに絡み付きました。制動は思いきりかけましたが、支柱がある程度の強度があり、ガードパイプに強固に固定されていたためハンドル右側をつかまれ車体ごともちあげられたような形となり、右ひねりぎみに頭から地面に突っ込む形で落車。なんとか頭部を保護しようと柔道の受け身もどきで、左肘頭-上腕-肩-背中の順で接地させましたが、最初の接地で肘頭を骨折した次第です。なお、打ち身の内出血は肘から肩甲骨あたりまで連続していました。
 単独でも人身事故のため、道路交通法違反容疑で警察の取り調べを受けました。警察の調べでは「幟旗の設置をした店舗の処罰を希望するか?」と聞かれたのですが、現場付近を見直すと100mに30本ほど幟旗があるような状況で、それなりの注意義務が当方にあると思われましたので、「単独事故でも仕方ないと思っているが、しいて言えば道路管理者の過失を感じる」と答えました。(そのためか、事故の第2当事者は市長になってます。店舗は第3当事者。)
 当事者については警察にて処分を検討するようですが「違法行為の存在は認められ厳重に反省を求めるが、罰を与えるほどの違法性がある可能性は小さそうに思う」と言われています。

  • 怪我と治療について

 打ち身なんてかまってられないほど骨折がひどい状態でして、転倒直後、脱臼を感じて応急的に位置の整復を試みようとしましたが、全く手がつけられない状態。救急搬送されました。
 幸い開放ではなかったのですが肘頭付近で橈骨は一カ所で二つに、尺骨に至っては素人目で見ても6つ以上に割れていました。炎症を投薬で押さえ込んでから観血的整復術を試み(必要であれば複数回、小さなパーツは体内に消化されてしまうので腰骨を移植)金属のワイアやねじで固定するという治療方針を説明され、同意しました。で、6月22日に入院、23日に手術、経過観察を経て7月6日退院と相成りました。
 手術は3人掛かりで5時間もかかったようで、ぶっといスクリュー2本、太いワイヤー2本、細いワイヤー5本で骨をつないであります。
 あと3週間ほどでギブスが取れる予定。
(追記)
三週間後に再整復処置、さらに一ヶ月のギブス固定って可能性もある。しかし、春の診療報酬の改訂で発症後180150日を超えるとリハビリに健康保険が使えなくなってしまった。これはすごい不安要素だ。外側のギプスが取れるのは「整復成功の後」一ヶ月、内側の金属パーツが取れるのは「整復成功の後」6ヶ月なのだ。つまり、金属パーツが腱に当たって運動機能が制限された場合、自由診療でしかリハビリにかかれないって事。
 自分が直面しないと気がつかなかったのも恥ずかしいが、

 寝たきりの人を増やしたいのか?>厚生労働省