生活感がない報道

 実は、よく使わせてもらっている私道*1に、9月になってから車*2がいっぱい出入りしていて困っている。
 GSVとの因果関係は知らない。知らないが、Googleはこの私道を「公道です」と勝手に認定して世に広めた。
 もし、地域の情報に占めるGoogleのシェアが一定以上のものなら、すでに困っている管理者をさらに困らせているか、これから困らせる事になる。
 これで通行権を厳密に管理する必要を管理者が感じて、厳密に管理するとしたらそれはそれで金もかかるし、すごく面倒な事だよ。

 Googleの記者発表を報道した人たちは、デモや発表資料を見て、あるいは自分で見て、私道が大量に含まれる事に気がつかなかったんだろうか?キーワードで出て来たのに?
 それについて議論するために集まった人たちは、キーワードを理解する努力や、自分の理解や、製品と実態との乖離の検討をしたのだろうか?

報道される記事は

おはなしきいて
  空気読んで
  記事書くと

こういったかんじー

   みたいな

って書いてあるようなもんだった。
 
現実とあまりにも乖離した虚構の話ばっかりたたみかけられた。
「何を議論すれば相手の名誉を傷つけないか」の配慮が発言を縛りつけて、デモを見たらだいたいわかるだけの事を説明するのにものすごい手間がいる。*3

 「王様は裸だ」の声はついにマスコミからは出なかったね。

それがすごく残念。

*1:追記:通行する事については正当と所有者に理解して頂けると信じている範囲で

*2:追記:正直言って正当な理由があるようには見えない。

*3:高木浩光氏のようにうまく表現をコントロールできないから、あとから見直しをかける羽目になった。彼は「Googleの名誉を守るため」にものすごく手間をかけている。私には真似できない。