へたくそ渋滞
図は本日採取した道路交通情報。
中央道上り線に渋滞が伸びているが、大月ー上野原ー相模湖区間(渋滞I)と、相模湖ー八王子JCT区間(渋滞II)の2カ所で渋滞している。
いずれもサグにおける交通集中型の渋滞。
このような状況では、渋滞Iによる流入制限によって相模湖インター周辺では車両の単位時間あたり通過量は平常時より少ない。
さらに、相模湖インターでは流入は非常に少なく、神奈川県方面への車の流出が多い。
したがって、渋滞IIは通常より道路がすいている(通過台数が少ない)状態で発生している渋滞である。
渋滞I区間で事故があり、一度渋滞IIは解消し、事故処理が終了したあとしばらくして急速に成長した。
その成長の様を横を通りながら目視で観測できたのだが、
1.登り坂の終わりから下り坂にかけての急加速(道路交通法違反)
2.下り坂の終わりでの急減速(道路交通法違反)
3.後続車の頭を抑えての車線変更、進路妨害(道路交通法違反)
4.追い越し車線での急加速(道路交通法違反)
5.追い越されている車両の急加速(道路交通法違反)
6.著しい蛇行運転や左側追い越し(道路交通法違反)
7.車間距離不保持(道路交通法違反)
8.時速140kmを超えていると思われる著しい高速走行(道路交通法違反)
などのオンパレードである。*1
たいした台数が通過していないにもかかわらず、あっというまに高密度部分が形成され、渋滞に成長していく。
とりあえず、ヘタクソとあさましさが原因で渋滞が起きているようにしか見えない。
あるいは「渋滞学」でも紹介されていた「我先に非常口に殺到する人々」に似ているかも知れない。
トラックの速度抑制は一定の効果がありそうに見えたので、乗用車等についても105km/hを超えると鳴るあのなつかしい「キンコン」を復活させる事で、渋滞は緩和されるかも知れない。
*1:日本経団連のO元会長は1、3、4、6、7、8あたりを、今朝の天声人語の著者は少なくとも6をやる人だとおもう。8月14日付けhttp://www.asahi.com/paper/column.html