やっぱり気づいてないのか

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090713-OYT1T00024.htm
野球部バス横転、水の膜「ハイドロ現象」発生か

 交通事故に詳しい九州大の志堂寺(しどうじ)和則教授(交通心理学)によると、ぬれた路面を車が通過する際、タイヤと路面の間に水の膜ができるハイドロプレーニング現象によって、タイヤが浮き上がり、車体が制御不能に陥ることがある。特に高速で走行している時に発生しやすいという。志堂寺教授は「発生時に、慌てて急ハンドルやブレーキ操作をすると、かえって車体のバランスを崩して横転する危険性が高くなる」と指摘する。
 大分地方気象台によると、事故当時、現場周辺は午前8時からの1時間の降雨量が2・5ミリの弱い雨だった。

ハイドロ現象って........水膜現象と言えばいいのに......

というのはおいといて、ハイドロプレーンでタイヤが浮くというのは、ごく普通に発生している。

高速道路の側溝がつまっているところにやや強い雨があれば、路面を水が流れるけど、制限速度違反のタイヤが太い車がそこを走行するときにはほぼ例外なく駆動輪を空転させたり、進路や姿勢がぶれたりするという事は珍しくない
*1

雨の日に高速道路を100kmも運転したら車線を割るレベルの「おまえはすでに事故っている」だって2、3回は見るだろう。

毎日運転するひとなら、ハイドロプレーンで中央分離帯に突っ込んで事故るスポーツカーなんて、普通に見てるでしょ。見てるけど意識しないからハイドロプレーンと名前をつけて、「太いタイヤで雨の日に運転するな」「雨の日は速度超過するな」と注意喚起してるわけだよね。

雨が降ってれば普通に起きる事を「珍しい現象」みたいに書くのは、なんのための印象操作なのか?

*1:私は雨の日も運転するので、太いタイヤの車が嫌い。