著作権って何だろう2

http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20041102#p3
の続き
こんな事を考えてるのもwinny事件のせいなんだけど....
で、商品としての著作物の価格のうち、創造的な人格に支払われる部分って
どれだけあると思います?
せいぜい一割くらいじゃないかと思うんだけど違いますかね。
多分1割が創造的人格に、2割が製造に、7割くらいが流通に支払われている。
もし、創造的人格に支払われる部分を2割にできれば、創造的人格はもっと増える事ができます。
p2pはうまくいけば5:5:0のような体制にする道具になれるかもしれない」と言われたら、僕は「素敵だね」と答えるでしょう。

winnyによる著作権侵害幇助事件について、被告人が著作権法について挑戦的な態度だったと検察が主張しています。
被告人の発言とされている部分を読んでみると、「今の1:2:7体制を壊さなきゃ、創造する人格が尊重される社会なんてこない」と考えたんじゃないかなぁ、というのが私の感想です。その意味で彼は人権としての著作権は尊重していたが、コピーライトの利権に挑戦的だったのかもしれません。
いろんな補償金が出来て、流通関係のシェアはどんどんふくれてますけど、創造性に支払われるお金のシェアは減ってるような気がします。
winnyに群がった人たちは0:0:0を夢見た人が多かったみたいだけどね。