一極集中

町村先生がオーストラリアからのip接続状況が悪いと日記にかかれていた。
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/01/azure.html
試しにオーストラリア国内にあるとおぼしきいくつかのwwwサイト(大学など)にアクセスしてみたら、どうも日本とオーストラリア国内とのip接続そのものが安定していないようだ。
この日記を書き始める前にwww.acu.edu.auにアクセスしたが一部の画像がいまだに「データ転送中」である。再読み込みを繰り返すと、比較的短時間で受信できるようになる。
tracerouteの結果、新しいサイトを指定するたびに、米国内とオーストラリア国内で二回ルーティングが迷走するのが原因のようだ。(といってもNSPIXP2が稼働する直前の日本で民間と文部省系のネットで接続を試みている時ほどひどいわけでもないみたい。)

世界のip網が米国に一極集中しているのだなぁ、と実感させられた。
また、オーストラリアのような人口分布が偏り、人口密度が低い国では複数のIXを効果的に配置するという考え方がないかもしれない。

というわけで、特定の末端のプロバイダだけの責任にするのは荷が重そうですよ>町村先生

シンガポール辺りにアジアとオセアニアを結ぶixpができると良いのでしょうね。
#政治的にはむつかしいのでしょうが。

ついでにおもいついたのだが、グローバリゼーションって言葉が地球全体が一体化するという意味と地球全体をアメリカ化するという意味で話者によってすら意識されずに使われているのが気になっていた。自分でもやってしまうと恥ずかしいので、後者についてはモノポラリゼーション(一極化)とでも呼ぶ事にでもしようかと思った。