中華人民共和国籍の人と話をした

 反日運動について、だ。基本は遺憾に思うと言うエクスキューズだった。ただ、ひっかかったのは彼らは彼らなりに考えてなんとかしなければいけないと思っているようだが、もし日本と中国が敵対的になったとしても「それは共産党の責任」という気楽さが感じられた。彼にとっては国政も人ごと、デモも一部の人々の暴走であって、彼とは直接の関連をもたないのだ。
 一方、我が国はどうだろうか?
 最も支持率の高い人物が首相になった事と関連して、中華人民共和国との首脳外交が停止したという事実がある。たとえそれが内政干渉だろうとなんだろうと事実だ。
 我々は彼らのように距離をおいて考えてはいけないんだろう。
 ちょっとだけ、「歴史上最も民主的な体制から第二次世界大戦に突っ込んでいったドイツ」と、「民主化しながら民主的なコントローラビリティが軍事に十分及ばなかった我が国」とで戦争責任の取り方が異なるって事について考えてみている。