生死に関わる状況でないと生活保護できなくなったらしい

衰弱知りながら給水停止・保護申請断る 障害者が孤独死
http://www.asahi.com/national/update/0716/SEB200607160041.html

区役所はその日のうちに、ケースワーカー保健師を男性宅に派遣。男性は「生活保護を申請したい」と伝えた。だが、区役所は即座に保護を開始できる「職権保護」を適用しなかった。市内に住む次男から食料の差し入れがあるとして、「生死にかかわる状況ではない」と判断したからだ。

これに対して

「男性のやせ衰えた姿を見れば、誰もが生活保護が必要だと思った。しゃくし定規な考えが、男性を死に追いやった」

と話している人もいるらしいんだけど、日本国憲法生活保護法を杓子定規に解釈したら「生死」ってキーワードは出てこないはず。


むしろ↓みたいな柔軟な解釈や運用が問題なのではないでしょうか
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200607180083.html

谷垣財務相と川崎厚労相との事前折衝では、財務相から「骨太の方針にあるように、これまでと同じ改革努力を継続して欲しい」との要請があった。これを受けて07年度の社会保障関係費の自然増分7700億円のうち、雇用保険生活保護の見直しなどで2200億円の削減努力を行うことで両相が合意した。