心からGoogleに贈る言葉

三ヶ月前、我々は幸せだった。

自分のこどもが猫を追いかけてよその私道に入り込み、近所の人に迷惑をかけたなら、Googleのサイトにアクセスして「私道 公道」と入力して、検索ボタンを押す。

すると、Googleは日本中から、「私道とは何か」が書かれているページや、「私道と公道を見分ける正しい方法」、「私道についての情報を得るための公共サービス」のページをさがしだしてくれた。

ひととおりそこに並んだページを見れば、こどもがどのように間違えたのかを理解したり、必要な注意を与えるのに十分な情報が揃った。こどもと一緒に、隣人にどう謝ればいいか、考える事もできた。

まるで魔法みたいなすばらしい成功が、Googleとぼくたちとともにあった。

今日、ぼくはGoogleにアクセスして「私道 公道」と入力し、検索ボタンを押してみた。

今は、一番上に君たちのニュースが出ている。

君たちは多分失敗したんだね。
そして、その失敗の意味さえよくわかっていないようだ。

そんな君たちに、日本の片隅の匿名のネットワークユーザーである僕から一つだけ助言がある。
たった5音節の短い言葉だけれど、心から贈る。







ググレカス