アメリカの河川管理がどうなっているかというと

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081101-OYT1T00843.htm

 国管理の一級河川都道府県へ移すよう求めた政府の地方分権改革推進委員会の勧告を受け、国土交通省が移譲する河川として14道県の20水系を関係知事に提示したことが1日、わかった。

非常に分権的な国家であるアメリカ合衆国であっても、船が通れる範囲の河川は海軍が国家的に管理してると思うけどね。ヨーロッパで長い河川に流入する川を地方管理に持ち込んだら大変な事ですよ。
日本の一級河川みたいなややこしいもの、なんで地方が管理してんのかわからん.......。

 国の直轄国道と併せて一級河川の移譲が小幅なものにとどまれば、地方整備局が温存され、12月に予定する第2次勧告の柱となる国の出先機関の廃止・縮小改革も頓挫しかねないだけに、第2次勧告では首相に大幅な移譲を求める方針だ。

 アメリカのインターステートは確かに地方道だけど.......地方が地方同士で議論して意思決定して、連邦が財源保証する形で運用されるんだよね。

 国道にしろ河川にしろ、国が管理してもいいし、都道府県が管理してもいいんだろう。けど、国が一方的に都道府県に管理させるってのは「委任事務」に都道府県を徴発するというだけの話で、分権には関係しない気がするんですけど。

 こういう徴発を国側のご都合で委員会勧告/首相/国会レベルでできちゃう事を中央集権、地方議会や首長の同意を得なければできないのが地方分権って事なんだと思う。