規制のない空売りは株価を正常にしたりはあまりしないような......
ちょっとテクニカルの話をしておく。
ドル世界の人たちが東京市場から撤退するとき、値下がりした株をそのまんま売って退場したら、大損だよね。
だから、どうするかっていうと、十月末までに撤退って事だったら、持ってる株と同量の空売りを入れて、2倍以上を売る。期限までに安くなった所で買い戻せば十分なキャッシュが残る。そういう手口をとるだろうね。大株主が足並みをそろえてるならそういうやり口がとれるわけ。
で、日本は国際的に見ても規制がゆるいし(なんたって規制緩和マンセーでしたし)月末に決裁が来るのはその5営業日前。円高政策で通貨安になる危険がなかっただけやりやすかっただろうな。
笑ったのはドイツね。アメリカのファンドが値嵩株に全力で空売り入れまくったわけだけど、大株主から
えーと手元の株数えてみたけど、そんなに市場に株は出回ってないと思います。僕売ってないし.....
ってクレームついちゃった。
翌日から誰も株を売ってくれなくなって、株価大暴騰。
いずれにせよ、無制限(nakedとか)の空売りのおかげで暴落市場で値がつくなんてことはない。彼らが買いを入れるのは将来の事。将来にどんな情報が出てくるかは見えない。
空売りの人がいても値段がつくのは、価格規制があるし、その株をキャッシュと交換しようとする人がいるから。*1
持ち株の買い増し予約を10月後半に入れてたんだけど、わずか0.1%ほどのところをかすめて切り返されちゃった。惜しかったな。