なにをいまさら......

年金の世代間格差が話題になってる。なにをいまさらという感じなんだが......

問題の解決や緩和、危機の克服に必要なのは意識(awareness)であって、不安(anxiety)じゃない。
基本的に世代間の人口に占める割合の変動リスクは国がとるべきだろうと考えてる。

少子化に国が責任をもつというのはそういう事だろうが。

国が責任を取るってのは、国民共有のリスクを特定層に押し付けないというだけのことで、深刻ぶって眉間に皺を寄せる事でも机を叩いて怒鳴り散らしてつばを飛ばす事でもない。

でも、あたりまえの事しか出来ないし、あたりまえの事をあたりまえにやればいいだけ。
デフレの今なら、年金の人口構造調整部分の負担は国が持つと明記しちゃって政府紙幣でも発行すればそれで済む。高インフレのときなら消費税増税でいいでしょ。難しい事なんて何も起きてない。

難しい事なぞ何もないのに、共働きで子供育ててる世帯の抱えさせられた借金と毎月の年金負担の重さとか尋常じゃないよね。

あたりまえに冷静に考えれば、「まともに少子化の責任が国民共有のものになる」か、そうでなければ、「力関係が逆転したとたんにひっくり返って、抑圧された側が今度は抑圧する側に回る」か、どっちかで、政権は後者を選択してきたってだけでしょ。