ぼそっとな

おいらが鉱石ラジオを自作する時には電子の数は無限みたいに考えてるけど、超微細なIC作ってる人は電子の数を勘定してるみたいだ。
 理系だって地上を走る車を考えるときは実数的に連続した関数をつかって地球の質量を無限として計算する事が多い。*1プリウスの燃費を考える時に、プリウスの駆動力で地球が動く量は考えた事がない。衛星軌道上の多関節マニュピレーター付きプラットフォームのふるまいを計算する時には実数的な連続で考えた世界を有限の要素にモデル化したかのように語るし、霧箱を見るときは数を勘定する。無限/有限の都合のいい使い分けは文科系の専売特許ではない気がする。むしろ、それを上手にやってこそよき自然科学者だろうね。

*1:質量無限なのに重力有限という矛盾を語る。