マスコミ

http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20041102#p4
の事件のさなか、首相が記者会見した。
その「首相のメッセージ」とされるものをニュースで伝え、その直後、それが非常にまずい対応である事を指摘していたマスコミがあり、気分が悪くなった。
無責任そのものだ。
もし、言論の自由報道の自由と言うものがあると仮定して責任ある仕事を全うしたいなら、「首相がメッセージを発しましたが、これを広く報道することは得策ではないと判断しました。その理由を現時点ですべてをお話することはできませんが、人命の尊重のための措置です。」となるんじゃないんだろうか?
ペンは剣よりも強い武器なんだから、他人に教唆されるままに使用するのは危険じゃないですか?
国内の誘拐事件でも「規制されない限り人命を尊重せず報道するという姿勢」が貫かれ、結局、私の脳に届いた時には「我々は営利目的の事業会社であり、可能な限り利潤を追求する。言論の自由なんかいらない。」と聞こえる。
 阪神地震の後に、消防署から出動する消防車・救急車を追跡し、なるべくショッキングな画像を得るために、消防署前の駐停車禁止場所にカメラマンが乗る報道各社の車両(旗をたてた黒塗りハイヤー)がずらりと陣取っていた。そんな光景を見た人間には上の鍵括弧の中の『可能な限り』の前に『法の許す範疇において』という言葉すらつかない。
私は無力だが、言論の自由を実現したいと考える一人なので、マスコミ各社による言論の自由に対する挑戦は容認しがたい。