朝刊の一面を一目見たとたんにはらわたが煮えくり返った

屋上にこんなもん建てても消防庁の認定


政府はいったい何を考えているのだろう。
約10年前の震災で不燃建造物は燃えなかったのか。
植栽帯のある4車線道路を挟んで向かい合う不燃建造物間ですら輻射熱による延焼は発生したのだ。神戸市東灘区レベルの高層というにはちょっと気が引けるレベルのマンションで起きた事が、東京の幹線道路で発生しない根拠はなんなのか。
耐火建築群は防火壁でなくなったとき火の壁になるのだ。

 公団住宅ですら発生している手抜き工事の割合をどれくらいで見積もったのか。
 写真は都市計画で定められた防火地区内で最近新築された、不燃建造物として東京消防庁が認めているはずの建物だ。これ、燃えないの?

 無計画な超高層化を後追いするように余りにも小さな最大被害予想の数字が作られてしまった。

神戸市レベルでまとめられた時に即死かどうか判定できなかった多くの死が、国会で「即死」とまとめられた時以来のショックだ。
がれきなどの下敷きになって死んだ人の数だけ何度も検討して、どれだけの人がどんな人に掘り出されて助かったのかなど考えてもいないのだろう。

がれきの中で窒息している人が生存できる率は10分間で何%なのか、1時間では?3時間では?12時間では?24時間では?72時間では?
東京に直下型地震が起きて10分以内に展開できる消防力は?、12時間以内だと?
火災鎮圧前に阪神レベルの救助活動が展開できるんですか?誰が助けるの?

 日本の都市計画は関東大震災前の水準に戻ってしまったのだろうか。

 minapさんが指摘する
http://d.hatena.ne.jp/minap/20041216#n1
の主計官の援護射撃かなんかなのか?

今日はトランキライザーも効かない、一日中怒り、泣いている。