音楽のインターネット配信に望む事

私が聞きたくても聞けないような廃盤の配信を強く望んでいます。
たとえば、コドモの頃に聞き慣れてたのに今はその頃の曲がオムニバスシリーズの中にしかない沢田研二氏の歌。
 あんなにテレビで流れていたのに手に入らない「Fruit Cake」。
いずれもインターネットオークションで中古CDを手に入れる事は可能。(中には別の盤の「おまけ」にこれらの稀少盤の「複製CD」をつけますというあぶない商売をしている人もいるようだ。)
 中年の勤め人がその気になって手に入らない金額ではないのだが、いつも手が止まってしまう。だって、そのプレミア、作曲者にも、演奏者にも、その盤を世に出した人には一円も入んないんだよ。
 出品者はたいていプロまたはセミプロで、お金を払いたい理由は特にないので、バカバカしいのだ。販売額の1%でも創作者たちに回るのなら考えなくもないし、お金に困って処分したい知り合いが売りたいと言ってきたら喜んで買うけどね。

 すごく聞きたい曲だとそんな事を考えてしまうのだ。
 ネット配信で、僕が好きな曲を作った人たちにちゃんと対価を払って曲を聴ける環境が再構築されると、すごくうれしいのだが。

すごく暴力的な考え方だが、一般への配布経路が閉じられた著作物については、再配布禁止のダウンロード一回録音時間5分ごとに100円の供託金を積んで勝手に配信してもいいなんて国(諸事情を考えると今の日本ではない)があってもいいと思う。
 空き家の所有に対して超過課税や罰則を設ける国があるようにね。