空気清浄機のフィルターに思う

 空気清浄機を通年運用している。有機物を分解するチタン触媒層が黒くなるまで使っている。主要な汚染源は強酸性の黒色微粉末であるから、おそらくディーゼルエンジン由来のPMである。去年の今頃は「一年一回交換」のフィルターが半年持つので感動した。東京都のディーゼル排ガス対策に感謝したものだ。でも、今年はまた3ヶ月交換ペースに逆戻り。
この要因はなんだろう。

景気がよくなって運用されるディーゼル車の数が増えた

ディーゼル排気対策の効果として運用台数を減少させる効果が大きかった

ディーゼル排気対策に新たな抜け穴(シェア第一位の某社のデータねつ造、よく見かける対策済みシールを貼っていない車両の違法運用などを含む)ができた

あたりの複合要因だと思うのだが......

ところで、東京に住むのは大変ですねと言われる事もあるのだけど、田舎にいる時は交換頻度は今と同じくらいで、空気清浄機の能力が十分ではなく、部屋の空気がひどい状態だった。体感的には田舎の方が空気が汚かった印象がある。市街地に生け垣や植木がない(そんなスペースがあれば駐車場増やしてる)上に、車に乗らないと市役所にも行けないし、おそらくは毎日の買い物も済まないので、ほとんどの世帯が毎日車を運用している状態だから仕方がない。

 こんな状態で、受動喫煙抑制に健康増進の主要な効果があるとは、とても思えないのだが....