正解が見つからないことが多い職業の採用試験

すでに不祥事13Hzさんのところでコメントした事です。
警察官採用試験に出題ミスがあったそうである。五択問題で、正解が選択肢になかったそうである。別に警察官採用試験だけにミスがあるわけでなし、ミスを簡単かつ完全に防ぐ仕組みなんてものもないわけで、こういう情報が伝わりやすくなった事でミスが増えたとか、あきれたりとかはしたくないけれど、ミスは防ぎたいものである。
 それはさておき、警察官という仕事を考えたとき、正解が見つからないなんて多いんじゃないだろうか、検挙率ってのは警察が課題を認知した件数のうち、正解とおぼしき答えが見つかった率に近いんじゃないかと思うんだけど、そういう人を採用するのに必ず正解が選択肢にあるテストをするってのは問題が多いような気がする。他の選択肢には正解がない(共通一次試験なら*、古い話ですが。)という選択肢をかならず用意して、一見確からしい解答を再検討させる試験をした方がいいんじゃないかと思う。5問に1問は「他の選択肢には正解がない」くらいの試験をしたほうがいいんじゃないだろうか。刑事犯では、検挙した後の公判では「疑わしきは罰せず」ってことになっているわけで「疑ってみる」習慣は大事な気がする。
 もっとも現場の人には「そういう性格の人ばかりになってもこまる、捜査を指揮する立場に昇進する時に、そういうテストがある」とか、そういうことを言われそうな気もする。
 門外漢の身勝手な感想にすぎないんだけどね。
当日追記:
 正解がなかったから出題ミスってわかるけど、正解を間違える採点ミスも同じくらい起きていると考えた方が良さそうですね。