ハイブリッド車は環境にやさしいって本当?

fitハイブリッドのような車を待っていた理由の一つに、ハイブリッド車二酸化炭素排出量の削減に寄与していないのではないか、という危惧がある。
 初期型プリウスは部品点数が多いために、その製造時にカローラより余分に二酸化炭素が出る。走行中の排出量削減でこの製造時の余分な排出量をカバーするためには10万キロ程度走行しなければいけないそうである(トヨタの口頭発表の又聞きでソースいい加減です)。しかもそれは10・15モード燃費で走行した場合である。カローラが14km/L、10型が28km/Lとして10万キロ走行時のガソリン消費量の差は3571Lだから、製造時にガソリン3571L分もの二酸化炭素を余分に出しているのだな。
さらに、
http://response.jp/e-nenpi/rank.html
↑威張ってるプリウスの実際の燃費が、初期型16.0、MC17.4、最新型でたかだか18.3km/Lにすぎないってデータもある。
カローラで10km/Lプリウスで16km/Lの人が10万キロ走行したとすると、ガソリン消費はそれぞれ10000L,6750Lだから10・15モード燃費とその差3250Lはまぁ大差ない。ではコロナで14km/L、プリウスで21km/Lのおいらの場合は?
....前に書いたとおり2381Lにすぎない。
今走行距離は16万キロ超えてるからいいんだけど、そこまで持たない車に当たってたら少なくとも二酸化炭素排出量についてはカローラに負けてるわけで....
つくづくハイブリッド車であるかどうかより、自分の使い方にあった車かどうかの方が大事だと思うわけです。
 初期型プリウスは実験としてよかったと思う。でも、全体として二酸化炭素排出量を削減できるのか?
 それはこれまで廃車になった台数と、残った台数によって随分影響をうけていて、おそらく削減できたとしてもギリギリの線でカローラに対して大きなアドバンテージがあるとは思えない。
 こういう製造時までの二酸化炭素排出量の差は大量生産と部品の見直しでどんどん小さくはなってきている。
ハイブリッドと普通の車の値段の差が小さくなればなるほど、どうしたって二酸化炭素を余分に出す余力は小さくなっていきます。だから、価格の差が小さいハイブリッド車は、多分二酸化炭素排出量の圧縮に寄与してくれるだろうと思います。燃費のカタログ表示が大事なわけではないのだから。

#上のリンクでラージサイズクラスを見ると、ハリアーハイブリッド10.5、いすゞビッグホーン10.1って悲しすぎます。製造時の二酸化炭素加味するとハリアーハイブリッドはビッグホーンに負けてるんじゃないか?

prepreさんにおまけ、
http://d.hatena.ne.jp/prepre/20060222#1140582634

ホンダのハイブリッド方式ってトヨタ方式に比べると目玉の燃費が少し見劣りするんだよね。

 町乗り系の使い方だとプリウスの圧勝だが、70km/h以上の巡航の割合が多ければシビハイとプリウスは互角じゃないかと思う。
 インサイトはデータ数不足で普段はランクインしないんだけど、以前月別集計だった時にランクインしたらランクイン時は必ず最新型プリウス並み(当然トップ)だったような気がする。繰り返すけど自分にあった車を選ぶ事が大事。