夢想する政府

厚生労働省分煙に失敗したそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000008-san-pol

庁内で唯一の喫煙室が、多いときには定員の二倍の喫煙者であふれ、喫煙者にも非喫煙者にも不評を買い、全面禁煙に乗り出すことにした。

環境省は政府の「暖房の使い過ぎ」抑制で、暖房を止めたそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000221-kyodo-soci

で、止めたらどうなったかというと、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000054-mai-soci
下の階に入っている厚生労働省が暖かいので室温がかわらなかったそうだ。

あほらしい.....空調の負荷が計算できてないというだけの事だ。
それと、空調や給湯にかかるエネルギーが外気温の関数だって事は当たり前で、今年の12月は非常に寒かったので、平年並みのエネルギーですむはずがない。

要するに、かけ声をかけてる専門家集団のはずの省庁が計画性のかけらもないってことを露呈しているわけで、健康増進にしろ、二酸化炭素排出抑制にしろ行き当たりばったりでやっているということのように見える。

省エネ建築で環境省補助金をもらったから6月から9月までエアコンの設定温度を27℃にすることになっていて、夏は毎朝暖房がかかっている建物を知っているから、そんなもんかもしれない。

夢想家の集団が行き当たりばったりにじたばたしているのならばそれほど怖くはないけれど、精神力と竹槍でB29を落とすつもりのオカルト集団だと嫌だなぁ。