首都高速会社は国会によって憲法違反とされた行為を実行できるか?

「女性利用者増や渋滞緩和を 首都高速会社が検討会」
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060423/20060423a4950.html
この記事に

他の委員からも「女性も使いやすいようにトイレの改善にもうひと工夫を」「合流しやすいよう車線を改良してはどうか」などの意見が出た。

という部分があって、目を引いた。
高速道路は開業当初から女子トイレが不足している。なぜか?

これについては聞いた事がある
建設省は高速道路の施設整備に当たって、当初から利用実態から女子の方がトイレの占有時間が長いため、女子トイレを広くとったプランを計画していた。
しかし、これが男女同権を定めた憲法に違反するものとして国会において問題となり、男女同面積にするように修正された。当然女子はトイレを我慢しなくてはならなくなるが、それをわかった上での国会の判断である。
 高速道路では憲法の精神を尊重しつつ女子はトイレを我慢せよというのが国民の代表たる国会の判断であり、以後、女子トイレの足りない事は高速道路の基準となった。
ということだ。

で、民営化したら、たとえアホ臭いものでも国会で決着した憲法判断を覆していいんだろうか、と心配になった。

追記:
トラックバックを頂いたbewaadさんの記事で心配無用とのことです。あちらのコメント欄に書いたのですが、予算を国会で通すために修正したようなので、会社に予算の細かな部分での自由があれば問題なさそうですよね。

追記2:
 話を聞いただけで、確認してません。都市伝説なのかもしれません。
トラックバックをいただいたhttp://d.hatena.ne.jp/shiga_kenken/20060425#1145957053
さまには議事録には見当たらないとの指摘がありました。有名サイトに取り上げられたりして閲覧者も増えていますので、ここは出来損ない日記だぞ、と注意を喚起しておきます。
「聞いた事がある」も見えやすいようにしました。
 事実無根かもしれませんし、非公式に与党の先生に注意された話が針小棒大に伝わったりとかしているかもしれません。

 比較的最近の日本道路公団「設計要領 第4集 休憩施設、幾何構造」を参照した設計を見ましたが、面積だけでなく、便器数も同一になるようです。(やはり女子トイレは不足しますが)

 しかし、小中学校のトイレ/公衆便所/高速道路休憩施設など実際の建築物の同一面積へのこだわりにはなみなみならぬ執念を感じます。だって女性の不満がないようにつくったらどうしたって男性側オーバースペックだし。

 国会の議事録を検索してみると、女性議員が登院してきたけど女子便所がなく、男女同権の世にこれは大問題、と熱のこもった議論が展開されていた事が伺われます。あるいは文部大臣が自身にとっての6-3制は便所の仕切りから始まった、なんて発言があったり。
 そういった議論の中から同一面積原則のようなものが非公式に政から官へ伝わっていったのかもしれないなどと夢想したりしてます。

 真実への手がかりを知る人がいらっしゃったら是非コメント欄におしかり方々お書き込みくださいませ。