ボクシングのジャッジに求めるもの

http://www.13hz.jp/2006/08/post_6a7d.html
わくたまさんをはじめ、多くの人が憤っているようだ。
なんとなく、ボクシングのジャッジはKOでなければ主催者(ホーム)側の勝ちって思ってたから、ちょっと意外だった。
 健闘した挑戦者が、グロッギーでも最後まで立っていたチャンピオンに判定で敗れるのは、コドモの頃見慣れた光景だ。その度に憤って父親に理由を聞いた。
父親の説明は、
 「ボクシングの審判は主催したプロモーターに雇われてる。簡単に挑戦者の勝ちには出来ない。どっちの選手の味方がプロモーターをとるか、そこから戦いなんだ。だからよほどお金に困らない限り、チャンピオンはたいてい地元で戦うし、負けそうな試合には出て行かない。それでも挑戦者にKOのチャンスがあって、それは誰にも邪魔できない。不利な条件を乗り越えて、はっきりと勝たないとチャンピオンにはなれない厳しいスポーツなんだ。今のチャンピオンもそうやってチャンピオンになったんだと思う。」
というようなものだった気がする。(言葉は違うかもしれない)

試合を見てないので選手の戦いぶりについては何とも言えない。が、今回の件ではチャンピオンでない二人の対戦で、日本での試合が組まれた時点で不利は承知だったろう。それは日本でもアメリカでも一緒だったかもしれない。

 ただ、すでに「初防衛戦の日程」が組まれていたようだとか、ボクシング団体が選手の父親用の記念品を用意していたとか聞くと、「はっきりと実力を示して勝利する権利」が与えられていたのか、それすらも疑わしく思えてくるのだ。