かけ声だけは勇ましく四拾年餘

 多分僕が産まれた頃には教育改革とか言われて15年7年ほどたっていたし、共通一次試験導入とか、詰め込み教育とか、センター試験とか、教育改革の転進は続いてきた。今度はかなり家庭の役割が強調されているようだ....が.......
 あいかわらず家庭の劣化ばっかりあげつらって、精神論とか動員でなんとかしようとしてるなぁ.....
NHKの生活時間調査*1見て、在宅時間の変化見れば父親に多そうな30代、40代男性の平均在宅時間が12時間切ってるの見えると思うんだけどなぁ。むしろ、家庭がすでに崩壊してない方がおかしいんでないだろうか。
 教育のために家庭を動員するより、1975年以降、一貫して在宅時間が減少した原因を除去すべきなんでないの?
 家庭の「時間という次元ではかれる量的不足」の認識なんてなさげに見えるなぁ.....


追記:
たぶんhttp://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20061123#p1を読んで要素を追加したくなったんだろうと思うので、トラバ目的でURL表示します。在宅時間12時間だと朝7時に父親が出て行くとすると、夜7時に帰宅することになる。コドモが親と夕方共有できる時間は午後6時から21時だとして、このうちコドモが自由にできる時間はもっと少ない。仮に2時間あったケースでは、父親の在宅時間が11時間になることによって、コドモに有効に効く家庭の時間が50%から25%減少したのかもしれないと思う。