静かなクリスマス
クリスマスの商業主義を加速するとして、サンタさんがやり玉に挙げられた*1ようだけど、今年のクリスマスは商業主義的に静かだった。
静かだと思ったのは主に半径5kmの商業で、都心方面がどうだったかとか、あまり知らないのだが、数回かすった経験では、やはり大差ない。
何が静かだったかというと、価格上昇と混雑が観測できなかった事。
- イチゴのスーパー小売価格は24日まで上昇し、25日には処分品が出て安くなるのが例年の常だったが、今年はそもそも上昇しなかっただけでなく、24日午後には値崩れし、処分品の量も多かった。*2 生クリームなど製菓材料も価格上昇がなく、24日には仕入れ過剰による処分品の方が目立つ。
- 鶏肉/七面鳥、惣菜については23日から値崩れしていた。チキンロースト一匹で処分価格490円。
- おもちゃ売り場の混雑を横目で見るどころか、半径2kmからおもちゃ売り場がなくなってしまった。少子化のせいだろうか?
- ケーキの類も、だいたいバブル時代の半額の平常価格で販売されている。通常の10倍程度の需要に値上げなしで応じるのだからおいしいわけがない。店頭の臨時販売員は休憩時間を削って通常の人員で対応しているようだ。*3 シトレンを購入したが、平時に作成を依頼しても同じ価格。
- レストランの予約状況はかなりゆっくりでも予約可能。*4
混雑していたのはホームセンターの電飾コーナーくらいか。
電通はクリスマスの特別需要を8000億円弱と見積もっているが、これほど需要の盛り上がりが感じられないクリスマスは物心ついてから初めてだと思う。半径5kmから都心方面に人が逃げている可能性もあるが、都心にそれだけの供給力があるとも思えない。
のどれだろうか?
下方修正されたとはいえ、政府のGDP成長目標の達成は困難という気がする。