最低賃金改定に思う

答申が出て、739円から618円だったらしい。地方は物価が安いから据え置いてもいいみたいな話もあるけど、地方の物価って収入の少ない人が利用する物については別に安くないよ。大量生産の食パンとか、一番安い牛乳とか、米とか、あまり変わらないか、むしろ高い。
超々田舎でハンバーガー食べようと思ったって売ってない。そういう村だってある。超田舎で農協しかなければよそにいかないとないし、山崎デイリーストアがあればそこのを喰える。普通の田舎では、コンビニのが加わる。バイパスでも走ってればうまくすればマクドナルドかモスバーガーがあるかもしれない。郊外まで行けばマクドナルド、モスバーガーのどっちか選べる。青山でハンバーガー食べようと思ったらクアアイナ*1ファーストキッチンマクドナルド、モス....の中から選べるわけだ。青山にいる貧乏な青年と、田舎にいる貧乏な青年は結局同じものを食べてるかもしれないけど、青山にいて余裕のある人はクアアイナに行くわけだ。だから青山の物価は高い。地方で収入が少なくて苦労してる人は地方だから物価が安くて生活がらくなんてことはない。浪費の誘惑がないくらいか。
車が生活*2に必須の田舎では生活の基礎的経費が家賃の差額以上に高いから、暮らしやすさという意味では田舎で最低賃金よりは東京近郊で最低賃金の方がずっと楽かも。

*1:http://www.kua-aina.com/

*2:あるいは勤労