ギョーザと日銀

 経済成長を主導するのは、コモディティじゃないだろうけど、コモディティなしに経済成長はない。
実質成長を名目成長が上回らない状態で成長分野にお金が集中すれば、コモディティには生産流通を維持するお金は回らない。

 期限切れの材料を捨てない、中国に丸投げする*1、社員を雇わない、残業手当を従業員からむしり取って内部留保する....構造改革は止まらないわけだ。

 そりゃ個別には犯罪なわけだろう*2けど、デフレってのは「相対的に成長力のない分野」にとっては「犯罪をやった方が有利かもしれない状況」なんだよ。

 で、実際にセオリー通りに、こんだけボロボロになってるわけだ。不思議なことはあまり起きてない気がするんだけど。

日銀の人たちってそういう責任を感じてるんだろうか?
この期に及んで利上げマンセーとか言ってるマスコミ人は毒ギョーザに自分が中る心配なぞしたことがないんだろうな。

枝葉末節を無視して根本主義的に私が考えてみるとそういう事なんだけどね。
参考:http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20080203/1201998828

*1:たとえ中国に今丸投げしたって、中国だって東南アジアだって成長している。アジアの人たちの円換算の給料は上がってくから、すぐに払えなくなる。彼らはすぐに国内向けサービスの方が儲かる状態になるだろう。今最低のサービス水準のものは来年には最低基準下回って当たり前じゃないのか?

*2:規制緩和と組み合わせれば犯罪じゃなくなるかもね