Wonderful World

道路交通についての話です。
高速道路をよく走るので、その事について。

走行車線、追い越し車線、登坂車線の3車線がある登り坂でよく追い越しをかけられます。私も、前車も制限速度付近で走行しているのだけれど、坂道が緩んだ所で後続車が速度を上げてしまうのです。

良くあるケースでは後続車は制限速度を超えて右に出て、私や前車を追い越し、坂道がキツくなった所で制限速度以下に減速して前に割り込む。高速道路を通るたびに経験する事です。

後続車がトラックなどの時には、速度が上がってしまって私の後ろ1.5mまで車を詰めて、私に心理的圧迫を加え、私の車が加速しない*1と見ると登坂車線*2に入って左側追い越し*3をかけようとして、私に並んだ所で坂がキツくなって速度差を維持できず同速での並走状態になり、登坂車線の終わりギリギリになったら減速もウィンカーを出す事すらせずに私の車に幅寄せをし、私は危険回避のために急加速しつつ追い越し車線に逃げざるを得ない*4なんて事もある。んで走行車線に戻ってからしばらくそのトラックにネチネチ絡まれて、そのうち飽きたのかトラックは私を追い越していって、後ろに「速度抑制装置装着車」*5のステッカーがあって、「私は法定速度で走ります」*6の宣言もついてる。会社の名前も書いてある*7

インターチェンジやサービスエリア付近の本線を走っていれば、合流手前の加速レーンで、前の車と車間距離5mに詰めてる車も珍しくない。ひどい時は5台くらい固まって出てくる。別の時は加速レーンど真ん中に車を止めて地図を眺めてる人も居る。

これが私の世界なんだな。

そんな世界で私は、「流れに乗って一定の速度で運転する」*8「自分より速く走りたい車はスムースに追い越してもらう」*9「自分より遅い車がいたら、その速度で十分なら速度をあわせ、車間距離を維持して走行する。不十分なら、十分な余裕をもって追い越せる状態まで待って、追い越す。」なんて事を心がけながらとりあえずまだ生きている。

で、渋滞学の研究って、「法律を守ると良い事もあるんですよ」って明確に言えるようにしてくれてない?そりゃ道路の構造はかわらないかもしれないけど、社会の構造を変える力ないですか?ぼくはあると思う。頑張れ渋滞学。

*1:そりゃ前の車もいるしね。

*2:法定速度60km/hって知ってた?知らない人多いっぽいんだよね。

*3:危険な走行として有名ですね。

*4:危険な走行ですが、前にも後ろにも余地がないので本当にしょうがない。右に余地がなければそこで人生終わりかもしれませんね。

*5:違法改造しない限りはトラックの法定速度からの追い越し能力がないって表示

*6:速度規制は守らないつもりらしい。

*7:追記:だから、日逓と愛陸以外のトラック輸送会社はたいてい嫌いだ。

*8:速度抑制装置が導入されてから、どんな高速道路でも80km/h付近で一定速度で走行する流れは見つけやすい。前や横にあわせて速度をコロコロ変える事を「流れに合わせる」と言っている人が特に自動車評論家に多いけど、それ、流れ?流されてるだけじゃないの?

*9:後ろから車が接近して来たってことは、少なくともICからの平均旅行速度が向こうの方が速いって事。スムースに先行してもらいましょう