年収崩壊と私

(リンク先などが抜け落ちてました。失礼)

とんち番長さんのページ「[ネタ]年収崩壊時代を生き残るには」
http://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20080508/p2
で紹介されていた森永卓郎氏のコラムによれば、年収崩壊を生き残るすべは以下のようなものらしい。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/131/index4.html

 第1条 貯蓄は天引き
(毎月、天引きで貯金して、残りのお金でやり繰りする)
 第2条 郊外に住む
(物価が安く、ロードサイドの量販店も近い)
 第3条 車はマニュアルシフトの大衆車に乗る
(早めのシフトアップをすれば、燃費はハイブリッド車なみ)
 第4条 電話はプランを見直せ
(固定電話はIP電話に切り替えると基本料が半額以下になる)
 第5条 夕飯のメニュ−を決めてスーパーに行かない
(店を一周して一番安いものを買い、何を作るかは後で考える)
 第6条 スーパーでカートを使わない
(手に持てば、買った物の重みを感じて、買い過ぎることがなくなる)
 第7条 子供には身の丈にあった教育を
(出来の悪い子どもを東大に入れようと考えると、膨大なコストがかかる)
 第8条 ネット銀行を活用しよう
(預金金利が普通の銀行より高く、振り込み手数料も安い)
 第9条 不用品はネットオークションで売る
(意外な高値がつくことがある)
 第10条 もらえるモノは、何でももらう
(欲しくないものも喜んで受け取れば、次にまたもらえるチャンスが広がる)

とんち番長氏は

う〜む。結構実践しているじゃないか、自分。

ってことだ。

私は賽の河原でうろうろしてるので、学歴並どころか年齢並に年収がちゃんと積み上がった事がないから崩壊のしようがないよなぁ......というところ。
そういうわけで、やってる事。

  1. 貯蓄より投資。天引きするほど余裕がないけど、給与振り込み口座の残額が一定額を超えたら、それを証券会社の口座に入れている。自分の能力が足りなくて給料が安いなら、だれがきちんと仕事をしているかよく見て参考にしよう。自分が転職したいような良い仕事をしている企業が株式を公開していて、転職が無理だったら、そういう会社に少額でも投資しておく。そういう会社がいくつか見つかれば、けっこう安定したポートフォリオになる。残りは成長してる海外に投資。
  2. 郊外に住む。ただし、買い物に車が必要な場所には住んでない。買いだめをしなきゃいけなくなるし、そうすると買ったものの歩留まりが悪くなる。買い物の度に車に乗っていたらコスト高だよ。おまけにスーパーの駐車場はレジ袋と同じで、タダじゃない。人の流れの上にあって、駐車場を大量に用意しなくても客が勝手に来る店の方が安い*1。改装回数を競うようなスーパーが安いわけないじゃないか。改装しなくても店が清潔で気持ちよければいい。近ければ冷蔵庫はそのぶん小さくて済む、電気代も安くなる。そういう物件を選ぶのに不動産屋に声をかけて、うちの収入で手が出る物件が出るまでじっくり待った。築年数にこだわらなければマンションはそれほど高くない。車に乗らないとスーパーにいけない一戸建ての半額くらい。
  3. ハイブリッド車に乗ってる。ただし人気が出る前に中古で買った。修理代とかもかかったけど定評のある大衆車より安かったよ。今のマニュアル車は高いギアを選ぼうとしてもそんなもんついてないよ。素人でもスポーティな雰囲気が出る*2ようにパワーウェイトレシオが向上してもギア比は昔より低いか、同じくらい。だから、あきらめた。1G-EUエンジンの5速MTコロナマークIIより燃費の良いマニュアルは出てこない。あきらめたからハイブリッド。MTよりCVTの方が燃費よかったりする。
  4. 電話は利用状況に応じてプランをみたりしない。利用プランを立てて、それにあった料金プランを選び、それ以上の支出をしないように使う。
  5. 夕飯のメニューをユニット化する。穀類ユニット、汁物ユニット、タンパクユニット、緑黄色野菜ユニットのようにユニット化しておく。買い物前に在庫から購入重点ユニットを決めてスーパーに行く。安くても余計なユニットには金を出さない。暴飲暴食したい時には安いものを買うけど。
  6. スーパーではカートを使う。仕事帰りで鞄をもっているからだ。わざわざ帰宅してから買い物に出直すほど暇ではない。
  7. コドモにはコドモにあった教育を。コドモは親とは別人格。才能も違えば興味も違う。同じ事を期待してもしょうがないけど、遺伝的に同じ失敗をしがち。同じ失敗をする所は親がフォローして、親と違う所を他の人に見てもらうように心がけてる。お受験?高校までは一年塾通いをしていける所に行ければいってもいいね。少子化でどこも入りやすくなってるから。
  8. 金利が高い銀行は使わない。預金金利が普通より高いって他の銀行よりリスキーな面があると自ら認めているからです。そのリスクがきちんと見えなければ使わない。当てになるほどの金利がつくのなら引き出して投資先を増やしてリスクを軽減する。
  9. 不要品は捨てる前に友人に声をかける。それが友人にとって必要なものかどうかはわからないけど。友人は少なくとも試せる。たとえばチャイルドシートなんて様々な商品があるけど試すチャンスが高価だったりする。こういう商品にはこういう欠点があるけど、こういう利点があるとわかってる人に説明された上で試せれば友人にとって有益。で、かわりに貰えるのが情報だけであってもそれで私にとっては有益。私の友人は律義すぎるのか、ジャガイモくれたりとか、ありがたすぎる。
  10. タダでモノを配る商売を信じない。駐車場と改装費に巨額の投資をして、それをタダですよと言ってるようなロードサイド店は使わない。理不尽な形ででも回収できるから商売になってるのだ。財とサービスに見合った対価を要求する店を信用して、金を払う。

一つも実践してませんね。よく生きてるな、俺。

*1:追記:ちょっと考えりゃすぐわかる。50台分の月極駐車場は、その辺りのサラリーマンより年収があるんだから。

*2:他の車から見ると単にDQNな雰囲気だけどね。