良くある手口

http://www.asahi.com/paper/editorial20080621.html

 震度6強以上の地震で倒壊する恐れのある校舎や体育館が1万棟ある。
 こんな公立小中学校の調査結果が文部科学省から公表された。全体の1割近い建物が危ないことになる。子どもたちが日々過ごしている場所なので、早く手を打たなければならない。
 四川大地震では、校舎が倒れた学校でわが子の遺影を手に地元の当局者に詰め寄る父母の姿が記憶に新しい。
 岩手・宮城内陸地震では、揺れの激しかった地域にたまたま耐震性の弱い学校がなかった。しかし、地震の発生場所によっては日本でも中国と同じ惨状になる恐れがある。

「手抜き」の問題と設計強度不足の問題は全く別だ。
耐震診断や耐震工事は「手抜き」に対しては全く無力だ。
実施能力を超える発注は「手抜き」の温床でもある。

それなのに、「いたずらに不安をあおりたくない」とはどういうことか。不安を解消するには、診断結果を公表し、きちんと工事するしかない。今回の法改正で、診断の実施と公表が義務づけられたのも遅すぎるぐらいだ。

これ、社説だよね。
会社の方針としてこういう事を言うマスコミがいる*1以上、いたずらに不安をあおる危険への配慮は必要だろうね。保護者と、地域住民だけに公開するとか。

参考↓
http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20080511/p1

*1:というか、大手は大差ない。