漫画図書館と名乗らせては絶対にいけない

ある人がある図書館のおそらく開架部分を私的*1に盗撮して、「漫画ばっかり。漫画図書館 という名前に変えたらいい」と提案しているという。

過去に、

私は図書館の仕事というのは時間を超えて、「今ここにある本」と将来その本を手にする「今ここにはいない人」を結びつける事だと思っている。時間を超えずに空間を超えさせるのが書籍販売業。

http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20080508/p2
と書いた事がある。

この図書館は個人から寄贈を受けたコレクションの保存と活用を目的に設置したものらしいので、特に長期的保存を指向した図書館であると言え、既存コレクションを元に多く図書の寄贈を受けて書庫の充実が続いている。

開架に並んだ本や貸し出し図書は傷む。
特に児童が取り扱う場合はなおさらである。
従って、この図書館で開架に並んでいるのは、「長期的保存を指向した貴重なコレクション」にならなかった書籍であると考えられる。

広くコレクションしているにもかかわらず、開架に漫画が並んでいるのならば、それは漫画を中心的に扱っていない証拠であり、漫画図書館と名乗らせてはいけない。

*1:なんか理由を言っていたが、図書館業務の監督は彼の仕事ではないと法律に書いてあるので私人として個人的な趣味でやったんでしょう。なので匿名で扱う。