成長を阻害しているのはやはりデフレでは?

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思いつきのネタ=二酸化炭素財政赤字の削減は似ている…

 何となく思ったのだが…。
 エコカーとか効率の良いエアコンに買い換えるのは、二酸化炭素の削減につながっているのか。エコカー作るのに多分かなりの二酸化炭素を使っている、エアコンも。出来上がったエコカーは燃費は良いし、エアコンも効率的であるが、製品化の過程で消費した二酸化炭素も考慮すると、トータルでは二酸化炭素をたくさん使った挙句に、フローでの(二酸化炭素の)消費がちょっと減る、という形であろう。

 燃費目的じゃなくて、座席レイアウトが理由でプリウスに乗り始めた人間が言うのもなんですが。
 一番初期型のプリウスカローラに対して余分に製造時に出たCO2をフローのガソリン節約でカバーするのには10万キロ走らないといけないので、プリウスエコカーとして活かせるかどうかはドライバー/オーナー次第だと思います。(と、自工会トヨタさんが説明してたという話の又聞き情報です。) 現行型ではハイブリッド専用部品の価格が初期型の1/3程度になってる事から、規模の利益によって一台あたりの余分のエネルギー消費はかなり押さえ込まれてると思います。*1

 しばらく前、エアコンが壊れて買い換えたので、こんなことをつらつら考えた。環境的には壊れたエアコンを放置。汗だらだらの日々に耐えればいいのだが、そんなのは無理なので買い換えた。地球環境的には悪いことをしたという思いもあるが、でも作っちゃった物は既に二酸化炭素を使っているので、これは買って楽をした方がいい、とも思う。
 単に生きているだけで環境とか財政赤字とか考えないといけないのは、何とも生きにくい世の中になったものである。色々と考えると、人間の存在自体が悪なのですかね。地球への究極の優しさは、人類絶滅。日本は少子化対策をしない、という選択が必要になりますね。でも、そんなことは誰も望んでいないでしょ。

 プリウスエコカーである事が売れた理由ならば、カローラサイズの車がエコカーである事でカムリ並の値段で売れたわけで、これは成長なんじゃないですか?
 エコでお金がとれて、古い車を長く乗るのがエコならば、長く乗り続けるためのメンテナンス*2だってお金をとれるかもしれませんね。どうしてみんなそのための努力が利益を産まないと思っちゃうんだろう?サービスはタダで当然ですか?

 個人的な意見ではトヨタが「生産が需要に追いついてないのにプリウスを安く売り続けている事」や、「高品質なディーラーのメンテナンスフィーを格安店並に値下げし続けている事」*3の方が成長を阻害している気がしてるのですが。
 デフレ的な環境下では仕方ないんですかねぇ。

*1:加工にかかる部分の話ね。原料の方はリサイクル率が出ないとなんとも言えないですね。

*2:保証や機会費用の圧縮で普通の安いメンテナンスと差別化された

*3:ディーラーで低品質なのはどうしようねぇ、でも低価格は低品質を正当化しますよ。