嵐の中

どうも経済はひどい嵐の中のようだ。
波涛にもまれながら太平洋の西の端に浮かぶ小舟の船長さんが気に入らないって、航海士たちが内輪もめを始めたようだ。元から航海士の半分は船長が気に入らないからサボタージュしてた。残りの半分が少しは動いていたみたいなんだけど、もういやだって事らしい。今は船長さんと水夫とでなんとか沈まないように努力を続けている。
 とんだ泥舟に乗ったものだ。*1

なんて思ってたら、太平洋の東の端に浮かんでる大船の艦隊もなんか大変な事になってる。大船三艘に入った水をかい出す「方法」を議論してたはずなのに「かい出さない」事になったらしい。

 こんな嵐の中で、配当金や中間決算報告が届いている。上期は凪いでいたとはいえ、すばらしい業績、思ったより高額の配当だった*2。僕の資力では総額でもささやかなものだけれど。モノを作り、モノを運び、モノを届け、サービスを提供して働いてくれたみなさんに感謝。あたりまえの事をあたりまえにしてくれている事と、あたりまえの事をお金にしている事、どちらもスゴい事です。*3
 株価も一時はものすごく落ち込んだ、ピークに比べればさらに随分低い、けど、今はそれほど低いわけでもない。*4

2008年のうち評価額が投資総額を下回ったのは2ヶ月半というところで、この先しばらくは評価額が投入総額を上回るだろう。*5配当金は手にした時点では丸々儲けの部分だ。早速使わせてもらった。

*1:内輪もめは凪いだ時にやれ。

*2:実質取得価格で利回りを計算すると年率3.3%になる。

*3:「株主とり過ぎ」というご意見は甘んじて受けるけど、私の保有する範囲では株主からの配当要求はさほど強くなくて、配当は経営者の処分方針に従っている。

*4:僕は大なり小なりの「困難」を乗り越えられると思った会社の株を買うので、買った時には安い。そして、困難を乗り切ったと思った時には株主になりたい人に半分ほど転売している。実質的には取得価格がとても安い。残念ながら困難を乗り越えられないと判断する事もあるけれど。

*5:赤字はこの9年間で6ヶ月くらいだから実績に目くじら立てる事もないだろう。しかも倒産した企業の株で出した損も込みで。あと5年くらい赤字の時期があってもいいくらい。