内定取り消しについて

いろいろ言われている。
個人的には「その会社は社外の人との約束を守れなかった」というだけのこと。
その会社は償える範囲で償うしかないし、信頼をどうやって回復するかが重くなるだけ。
 「不渡りの手形」に近い何かをつかんでしまった人にザマアミロと言う気もないし、約束を守る能力がないのに無理に守らせる事はできないとも思う。
 投資家としては、ある種のデフォルトなので、上場企業についてはこのての「能力の欠如の状態」も決算や有価証券報告書に記載することを義務づけてほしい。
 そうすれば、「役員報酬の減額すら決めていない健全な企業が内定取り消し」みたいな事態は、はっきりさらされる事になる。

 バブル崩壊時に大量の内定取り消しを出した某社が子会社工場着工を延期しつつも内定を取り消さないのは、「二度目の不渡り」を意識してるのか財界団体のトップを出してる沽券なのか、どっちなんだろう?
 同社の名前は、いまでも心に引っかかるし、その会社の製品を買うこと、使う事に抵抗がある。*1

僕も約束を守れなかった事は何度もあるけど、信頼回復って難しいね。

*1:当時身近な問題だったから、どんなにイメージ広告をみても、「内定取り消し」も出てくる。企業イメージが内定取り消し→偽装請け負い→派遣解雇という流れって、どうもあまりいい感じはしないねぇ。