Apple社が火事にあった事を知らなかった
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35655820081229
インタビュー：日本は3年間‐3％成長＝野口悠紀雄早大大学院教授
日本にはなぜアップルのような企業が生まれてこないのか。
「ソニーの成功体験が残っているからだ。ソニーはウォークマンやブラウン管テレビで成功したメーカーで、そこで働く技術者にｉＰｏｄは受け入れられない。新しいものは焼け跡からしか生まれない。米国にもゼネラル・モーターズ（ＧＭ）やフォード・モーターなど、そうした古いタイプの製造業があるが、米国の産業が高度化に向かう中で消滅するのは当然のこと。あとはどうやって影響を最小限に抑えて破たんさせるかだけだろう」
Appleが焼けたのを知らないんだけど、いつ焼けたの？カリフォルニアだと山火事で焼けたのかねぇ。
技術音痴にも程がある。
Appleがソニーの技術を上手に受け入れたから、iPodがあるんだよ。
そもそも音声をデジタル化する技術に関して、私が高校生のころまでＮＨＫやソニーの貢献がどれだけあったか.........
CDとかの光ディスクってすごいと思わない？CDって成功してない？
あれ、ソニーとフィリップスが共同で作った商品なんだよ。
Appleは、CDが出て来た頃から、CDと同じ品質の22kHzサンプリングのステレオ音声をコンピュータで取り扱う事に取り組んできた。68030や80286の頃。
延々と、執念深く音声をコンピュータ上で取り扱う事に取り組んでいたから、「SoundJam MP」のソフトと技術と人材を買い取ってiTunesにできた。
手のひらの上でコンピュータに何ができるかについても、AppleはNewtonという実験的な製品で、ちょっと苦い思いをして、学んでた。
Sonyはウォークマンやブラウン管テレビで成功したメーカーであるにもかかわらず、９０年代前半まできちんと新しくていいものを作り続けていたよ。残念だったのは、音楽／映像製作の会社になってしまって、身動きが取れなくなった事、NEWSのディスコンとWindowsへの転進で音声／映像技術者のリストラを余儀なくされた上にWindowsが音楽に関してあまりにふがいなかったからだと思う。とても残念だけれど、今のソニーが執念深く継続的に特定の技術分野に取り組んでいるとは思ってない。
