どっちかっていうと、といえば
どっちが無駄、みたいな話を言い出すときりがないのだけれど。
すごく気になる無駄な行動に、
無駄な道路の取材のために北海道までわざわざ行くマスコミ
というのがある。
北海道の人が少ない地域をどうしよう、という話を考える時に、どうしても道路は必要になってくる。
実は人が一人も住まなくなっても、国防や遭難者保護のためにある程度の道路が存在する意義があったりもする。
もうちっと軍事に詳しければわかるのかもしれないけれど、ひょっとすると、住民の需要にかこつけて戦車部隊の展開や、上陸部隊に対する抵抗を水際で行うための補給路を整備してるかもしれないし。*1
で、北海道の道とかになると、どうにも何が出てくるかわかんなくて、映像見せられて現に道路の通行量が少なくても、無駄かどうか判断がおいらにはつかないわけね。
その一方ですごくわかりやすい無駄な道路は東京にはたくさんある。
片側二車線の道路で、ほぼ24時間車が止まってる道路ね。
あるいは、パーキングメーターがある道路とかだ。
必要なのは駐車場なのに道路を作って、駐車場代わりにしてる。*2
パーキングメーターは時間限定とか考えるかもしれないけど、あれのあるところ、たいてい24時間車止まってるよね。
現実に道路としては使われてない部分がふつうに東京にはたくさんあるでしょ。
東京の道路を1km片側二車線に拡幅するのに必要な資金と、北海道の原野に一キロメートル道路を延ばすのに必要な資金、一般的には前者がでかそうな気がするんだよね。
で、本当に無駄がどうとか自分の頭で考えてるなら、足下で取材するはず。
で、多分マスコミは道路の無駄をどうこうしたいわけじゃなくて「売れる絵が撮りたかった」だけなんだろうね。