自由度が高いってこと?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090209/324420/
見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること
「IP電話を導入する場合のベンダーの見積もりは約2億円だった。アナログ交換機を更新する場合でも費用は約2000万円。しかし自分たちで敷設することでサーバーは20万円,電話機500台は800万円で導入でき,電話料金も年間400万円削減できた」
これについてあれこれ物議がかもされてるらしいんだが.......
*1
うどんを打てる人が300円の小麦粉でうどん打って、お友達と一日遊べるからって、街のうどん屋さんや製麺所は恐怖を感じたり、安値を責めたりしないよね。
自分たちに顧客が金を払ってる対象が実はうどんそのものじゃなかった事に気がついたり、あるいはうどんは小麦粉のかたまりじゃない事に気がつくかもしれないけど。
うどんを打てる顧客はうどん屋さんに食べにいく事で何が得られるかを知って、いくべきときにうどん屋さんにいけるかもしれない。
件の案件ほどでもなくてもある程度優秀な自治体職員がいると、物の値段が1000万くらいで、小さな事業者が年200〜500万円くらいまでサービス提供できるお仕事ができてバランスが良さそうだな、とか思ったけど。そういう仕事が何件かあれば、地元に人的な集積ができるし、それは別の商売の種になるよね。
あるいは主にマスコミの論調を信じている自治体経営者なら、公務員は無能/安月給で、いくらでも交換可能な部品であるべきと考えるだろうから、2億円とそうたいして違わない契約を結んだ方が、有能な職員を抱えるより安いと考えるかもしれない。
2億と800万の間にいろんな解があるんだな、とちと思った。
どんな金額の契約でも、契約の中身(メリットとコスト)がわからなければ無駄遣いとの差が認識できないだろうね。だから、うどんくらいは打てた方がいいのかもしれない*2。