マスクするべき機会はあった
個人的にインフルエンザ流行下ではマスクをすることにしている。季節性でも旧型*1でも。*2
もちろんいつでもというわけではない。
外出時は必ずつけるケース
・家族にインフルエンザ様の症状があったときなど、自分の感染も疑うべきと思った時。
・インフルエンザ様とは言えなくても、喉の痛みなどなんらかの症状を感じる時。
持っているマスクを装着して特定の状況への対応をするケース
・混雑する駅や満員電車など自分のまわり半径50cmに不特定多数の人が入り込む時
こんな感じだ。医学的に正しいかどうかはよくわからない。
マスクでは完全な防御はできないだろうけど、ウィルスが活性を持って粘膜に付着する頻度が下がれば人から人に感染する頻度も減るだろう。一人からうつる人が1.0人以下になれば流行は収束していくし、一人から3.0人にうつる所を2.7人に抑えられればそのぶん医療機関のパンクを軽減できる。
弱毒制であっても、たとえば慢性疾患を持つ人には致命的だったりもする。そんなものを体で培養して振りまく事はできる範囲で避けたい。医療機関がパンクしてれば、慢性疾患の人にはそれだけで十分な恐怖だし。感染の速度を少しでも下げるのは大事な事だと思う。
移植を受けた人は免疫抑制剤を服用しながら生活している事が多い。そういう人は感染症の流行そのものが恐ろしいのかもしれない。僕はあまり脳死移植には積極的な立場ではないが、現に移植を受けた人が世の中にたくさん居る以上、恐怖の蔓延も避けるべきだろうと思っている。
優先席に座りながらメイルを打つ*3習慣を持ち、マスクをするのは騒ぎすぎだと人を指して笑い、かつ臓器移植の意思表示カードを自慢げに見せる人というのは、同調圧力に屈する事と同調圧力をかける事とに慣れているのだろうと思うが、統一した人格として信頼に値するようには私には見えない。