古典的国民性ジョークの解説
http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20090524/p2
↑の解説です。
各国の報道などで、この国ではこういう事に興味が持たれて、こういう事は無視されるのだろうか、のような印象にもとづいて適当に考えたもので、実際の国民性ではないし、個々の各国国民が実際にそうだ、というわけでもないと思います。
日本人
マスクが必要なときはみんながマスクしてるとき
- 興味の中心は、「他人に対してどのような同調圧力をかけるか」です。
- マスクをつける事はマスクをつけない人に対する同調圧力であり、マスクをつけない事はマスクをつける人にたいする同調圧力です。
- 最後は多数決です。マスクをつける人が減れば*1、マスクをつけなかった人たちが勝利宣言をします。
イタリア人
マスクが必要なときはマスクがしたいとき
フランス人
妻と話をする時にはマスクが必要、不倫相手のときは不要
- 興味の中心は愛です
- よくわからない世界なので、この国の報道によく出てくるキーワード「妻」と「不倫相手」で構成しました。
オランダ人
マスクの値段による
- 興味の中心は「したたかさ」です
- フランス以上に目に触れる報道が少なく、想像に過ぎないのですが、現実主義の彼らはヤフオクでバカ高いマスクしか入手できない状態では、流行がマスクで阻止ないし緩和されるという期待を捨てるんじゃないかという気がします。
イギリス人
階級によってマスクの必要性は違う
- 興味の中心は「社会的地位」です。
- 人は地位に従って行動するはずだし、そうするべきだと考えているように見えます。自分と違う境遇の人にはあまり期待しませんし、要求もしない感じがします。
ドイツ人
合理的理由がある時、マスクは正当化されるべき
- 興味の対象は「正当性」です。
- 個人的には、彼らの「科学的合理性は正当性の根拠」のような物言いは嫌いではないのですが、あまり興味のない話だと、「合理的理由があれば正当」という仮定を述べるに留めているだけなのに妙に圧迫感のある言葉を吐きます。
アメリカ人
世の中には二種類の人間がいる、マスクをする奴としない奴だ。マスクをする奴には睾丸がない。
- 興味の中心は「差別」です。
- ここでは下品に睾丸の話にしてみましたが、多少お上品になると「科学的判断力」という言葉が使われたりします。中身について考えたりはしないので、それが睾丸でも科学的判断力でもよくて、より効率的な差別が可能になる言辞が選ばれます。
*1:普通に考えればいつか必ず減るわけですが