病院に向かうバスにて

今日は休みをとって病院で経過観察の日。
仕事は忙しいので職場に戻ろうと思ったんだけれど、苛酷な労働環境のため熱中症になったらしく、昨日から体温の調節や発汗が正常でなく、腎臓の働き、肝臓、腸の動きも悪い。一日休みにした。
 雨が降っていて、いつもよりバスは混んでいた。いつもより余計に乗っているのは、ほとんどが駅からバスで15分ほどの工業団地に向かう人たちで、ちょっと前に社内ハラスメントで話題になった会社に向かう人*1が一番多い。

 晴れている時には彼らは歩くか、自転車をつかうかしているんだろうか?
ふだんからバスを使えれば、バスが急に混んだりしない程度に増発されるだろうし、路線廃止の危機とかなくなるんだろうけどね。
 バス代が支給されないのか、バス代をポケットに入れて昼食代の足しにしてるのか.....いずれにせよ貧困の臭気が濃厚に漂っている。

 バスが工業団地につくと、先を争っておりようとする。火事の時の非常口と同じで、殺到がかえって効率を落とすのが可視化されているなぁ、と思う。観察の対象としてはおもしろいが、バスが遅れるのは不愉快で、観察でもしていないとやってられない。
 そして、このバス停だけなのだが、何人かが運賃をごまかして降りようとして運転手に止められる。今日は4人だった。うち2人は運賃入れに小銭を投げつけていた。
 ますますバスが遅くなる。

*1:追記:会社に向かう人、と変な言い回しになってる。どうしてかというと、「社員」と書きかけて、あ、「社員じゃない人」がほとんどだったんだっけ、と気づいたからだった。