(昨日の続き)同じような事を感じても文章は全然質が違う。

落合先生のブログ経由で知ったのだが、
http://hardlyablawg.txt-nifty.com/home/2005/01/post_3.html
なるほどぉ、と思わせてくれる文章である。1月12日の記事であるから、先に出ている。先に読んでおいたわけじゃないが、あとだしじゃんけんだから恥ずかしい。

 インセンティブになりえる金額=「ジャンボ宝くじ大当たり二回分」

 下敷きにして考えても、和解は、企業同士の特許財産権の流通を保護したかわりに、特許権の財産権を50〜80%とる代りに特許の使用権は貸与し、資金集めに協力して起業を促して、最終的に儲けてしまうアメリカの工学系大学を念頭に置けば、「発明者が移動しようとする歯止めになるようなインセンティブは日本には存在しない」ということを改めて肯定している。そう考えると「アメリカを目指せ」という中村氏の発言は妥当と言わざるを得なくなる。