「都市対地方 − 財政、公共事業、一極集中の是非をめぐって」を読んでみた。

bewaad様のページで読むように勧められていた本の一部だけ読んだ。忘れないうちに書き置いてみる。
 人口50万人以上の都市(大阪を除く)のみが成長し、それ以下の都市が縮小しているという指摘は非常に納得のいく物だ。しかし、なんかワンクッションある感じがする。こういう仕組みでこのような都市の人口が増え、それ以外は減っているという検討の元データとして、都市人口は適切だろうか?それこそDID人口のようなものに注目し、連続性をもつDIDごとに検討を加えることが重要だろうと思う。(市町村合併で人口が増加すれば都市として発展するというものでもあるまい)
 ちなみに東京、大阪、名古屋とその衛星都市でない人口50万人以上の都市は札幌、仙台、静岡、浜松、岡山、広島、北九州、福岡、熊本、鹿児島...これくらいだろうか。

追記:
新潟と松山はどこに行った?(忘れてました。)
それともう一つ書き忘れてた。
 3割自治でなく3倍自治って話の流れで、人口あたりでの自動的な所得移転が必要って話もありましたが、非常に過疎化が進んでいる事、国土保全自治体が肩代わりしている事に鑑みると、面積あたりおよび雨量×標高高低差あたりの所得移転も別途考えないと問題がありそうですね。