小泉政権下で成長した企業、縮小した企業

昨日の日経朝刊の記事。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2D2001P%2022092006&g=S1&d=20060923

前期末時点の「企業買収価値」(株式時価総額と有利子負債の合計額)を算出して5年前と比較したところ、増加金額が最も大きかったのはトヨタ自動車、減少額1位はNTTドコモだった。減少組には電機大手が多く並び、国際競争力が企業価値を決める構図が鮮明になった。

ちなみに縮小二位はNTT。
トヨタもNTTもインフラ依存の規制業種ってのは一緒なんだけど、インフラ整備が全額自前になった上に小泉政権下で過去の蓄積分も放出しろって圧力をかけられたのがNTTグループで、一方で形式的に民営化だけする代わりに、今後何十年か税金を投入してインフラ整備していきますと安堵されたのが自動車業界。やっぱり改革利権が存在しないなんてことは絶対にないとおもうなぁ。(利権の甘い汁を自分で吸うかどうかは全くの別問題)

特徴的なのは、総額が計算されてないのでわからないけど、増加してる額より減少してる額の方が大きそうに見えること。デフレ、リストラによって企業がバーゲンセール超お買い得状態を加速したんだね。