GDPの前提を読んでみる

http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2006/11/14-014821.php
↑47thさんの「パイを誰と分けるのか?」に触発されて、GDPがどーたら、物価がドータラ言う前に平成16年のSNAを見てパイの切り分け方の変化を確認してみた。まー、GDPと物価を追っかけてたらわかる結果だったのだけれど。
だいたいこんな感じに読んでるんだけど間違ってるかも知れん。

切り分ける人
「みなさーん、パイが焼けましたよ、前より大きくなってるから飢え死にの心配はありませーん。」
みんな
「わーい」
切り分ける人
「じゃ、切り分けますね、えっとまずお金持ちの人たち。低金利の下ご苦労さんです。34%アップでーす!」
お金持ち
「わーい、もっと貯金ができるお!」
切り分ける人
「次に法人企業部門、1%アップでーす。でも、政府関係の取り分をマイナスにしといたから生産手段を担う民間法人は5%のアップです」
民間企業経営者
「ほっ、内部留保が増えるぅ。」
株主
「あれって俺の取り分だよな、な、な。誰か俺のだと言って!」
会社員/官僚/地方公務員
「ちょっとまてよ、そんなにパイがでかいんなら今年は期待できるの。ねぇ、住宅ローン組んでも大丈夫かなぁ?」
切り分ける人
「では、最後に働いた人、ほかのみんなにたくさん配分したから、0.3%のダウンです」
会社員/官僚/地方公務員
「ガーン」

で、実際にパイを切り分けるのは市場で、市場の大きさを示すのがGDP、市場の質的な傾向は物価にあらわれます。市場でデフレが見られるということは、今、市場は仕事をする事により多く分配するよりは、お金を持っている事により多く分配しようとする傾向にある(現金/将来の生産手段に対する現在の仕事の価値の低下が見られる)ってことのような気がする。