ルールを守る価値のわからない社会

http://www.asahi.com/business/update/1211/064.html

日本経団連御手洗冨士夫会長と柳沢厚生労働相らが11日、東京都内のホテルで懇談し、労働法制見直しなどについて意見交換した。経団連側は、一定条件の会社員を労働時間規制から外し残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入のほか、派遣労働者の期間制限や雇用申し込み義務の廃止などを要請した。

ホワイトカラーエグゼンプションについては、「裁量労働制」対象者に8:30からの朝礼と17:00からの終礼への参加を義務づけてる社長なんて珍しくないみたいだし、それが拡大するだけなんだろうけど。

でもさ、今現在、偽装請負って違法行為で告発されている企業の代表取締役が、ルール変えてくれってどういうことよ。変えたルールは守る気あるのかな?
いや、前の会長も某自動車会社の社長に内定した頃「週に1度は東名自動車道を暴走して遅い車を煽ってる」とか自慢してた人だったし、あんまり期待してなかったけどさ。

職業安定法
(労働者供給事業の禁止)
第44条 何人も、次条に規定する場合を除くほか、労働者供給事業を行い、又はその労働者供給事業を行う者から供給される労働者を自らの指揮命令の下に労働させてはならない。

第64条 次の各号のいずれかに該当する者は、これを1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

            • >8----中略----8<------

9.第44条の規定に違反した者

結構重い犯罪じゃないか。
日本経済新聞12/6朝刊一面「ニッポンの教育」で

京都市教育委員会が2002年におこなったアンケート結果で、「ルールを全く守らなくても良い」と回答したのは、全体では15.8%、高校生では23.9%もに及ぶ

*1
というような事が書いてあったけど、なんとなく高校生の気持ちがわかるような気がする。

*1:新聞捨てちゃったし日本経済新聞社で記事を探せなかったので「むささびの視線」様より孫引きしました。URLはhttp://blogs.itmedia.co.jp/musasabi/2006/12/post_197b.html