さよなら、お祭り

 とうとうやられたらしい。市有地になっている御旅所*1が都市計画事業用地の代替地として都道府県に譲渡され、民間に移転してしまった。このあたりに昔あった村が、長年お祭りに使ってきた場所だが、村人が共同で利用するので公有地にしたんだろう。村が合併して町になり、町が合併して市になったら、遊休地としてしかみられなくなり、こんな事になってしまった。どうも小学校などを通じたプロパガンダによれば、旧町村独自の祭りより、市役所としては市の中心部の神社の祭りに全市民を参加させたいらしい。もう地域の祭りをやる事はできないかもしれない。
 平成の大合併の後も数十年したらこういう事がどんどん起きるのだろうなぁ。
追記:
 それにしても、こういう経緯の土地を転売したら、入手した人に訴えられたりはしないのだろうか?これほど罰当たりな土地もないわけだし、宅地に利用しても近所付き合いに支障を生じるだろうに。

*1:本社から分霊が下りてこられるのをお迎えする場所。集落側の祭事はここでやる