マスコミの手にかかるとあっという間に似非科学

http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/CO2007092401000438.html

奈良公園に自生する植物のイラクサが、公園のシカに食べられるのを防ぐため、毒をもつ“とげ”を多く持つよう進化したとのユニークな研究結果を24日までに、奈良女子大の佐藤宏明准教授(昆虫生態学)らのグループがまとめた。

とげの少ないイラクサ*1が食べられてとげの多いのが残ったってこと。進化の結果防御力を手にした可能性があるけど、進化に目的はない。

追記:
もうすこし詳しい記事
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070925STXKB012724092007.html
関連発表要旨
http://www.esj.ne.jp/meeting/51/program/proceedings/P3Poster09.html#P3-009
人間のように一世代が長い生き物と、世代が短い生き物では進化も違うんだろうな。多年生だから喰われなかった個体の種子生産が多い事だけでなく、花粉の生産量も多くて受粉される率も高くなるのかも。

*1:って自己矛盾だな