国が告発するそうな.....年金横領問題

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007100400874

社保庁刑事告発へ=年金横領、自治体が見送れば−舛添厚労相
 市区町村職員による国民年金保険料の横領問題で、舛添要一厚生労働相は4日、「市町村でしないなら社会保険庁に命じて刑事告発させる」と述べ、業務上横領罪の公訴時効が成立していない事案を抱える9自治体が刑事告発を見送る場合、同庁に告発させる方針を明らかにした。

 いや、告発が相当と思う主体がやるべきなんであって、「俺が告発するべきだと言ってるんだから、お前が告発しろ」ってのは変なので、とっととそうしたらいいと思う。

もっとも......
http://www.asahi.com/politics/update/1001/TKY200710010377.html

自治体の反発について舛添氏は1日、記者団に「目の前に現金があり、借金に追われていたら、とっちゃう。人間の弱さを前提にして(制度設計を)やった方がいい」と再反論した。

 舛添厚生労働大臣は「制度設計に問題があった」事を認めている。事実年金が委任事務だった時代、各自治体には全く制度設計の自由はなかった。*1だったら制度設計した厚生省と総務省の責任を明らかにしたらどうだろう。

*1:法律/規則の解釈すら自分で行う事が許されなかった。余談だが、私は2度国民年金の手続きを拒否された。最初は、学生で加入義務が生じたので手続に行ったのだが、厚生労働省の決めた手順で後回しにしろと指示が出ていたため、一年加入を待たされたようだ。次は、第三号被保険者になろうとした時に手続きを拒否され、あきらめた事があるが、これは厚生省(当時)が第三号被保険者を「厚生年金、共済年金に加入するサラリーマンの妻」としていたため、OLの夫である私について手続きする制度がなかったという事である。私が厚生省を説得すれば手続きを認めるという事だった。