発展途上国っぽい事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000404-yom-soci

横浜の工場で爆発、パソコン研磨作業していた2人重軽傷
10月18日13時50分配信 読売新聞
 18日正午ごろ、横浜市都筑区川和町富士通化成本社・横浜工場の研磨室で爆発が起き、中国人の男性作業員2人が顔などに重軽傷を負った。
 都筑署が爆発原因を調べている。
 同署の調べでは、2人がマグネシウム製のパソコンボディーの研磨作業をしていたところ、突然火花が散り、直後に爆発した。研磨室は4畳半程度で、マグネシウムの粉じんが舞っていたという。

工業の現場で、粉塵爆発を起こすってのはJST失敗知識データベースの失敗百選にも入れる大失敗です。

http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CA0000611

この爆発は炭塵爆発と呼ばれるものである。これを防ぐ技術は本事故から50年も前に確立されており、わが国では大正以来事故発生は皆無に近く、戦後は1回もなかった。炭塵は扱いやすい危険物ともいわれ、常に清掃し水を撒いて湿らせておくことによって爆発を防ぐことができる。

マグネシウムと石炭では取り扱いの容易さは違うでしょうが、研磨という火種がある作業現場で粉塵が除去されなければそりゃ爆発するわな。

独占されるものであれ、広く一般に普及しているものであれ、教養は尊いって風潮を作らないといけない気がする。