エスカレーターの経済学?について

エスカレーターってのは階段の昇り降りを自由にさせずに階の間を移動する人数と移動時間を規制する装置なのだけど、階と階をつなぐいくつかの選択肢の中から選ばれて設置される事が多い。
 建物の管理者から見ると、ある程度以上の人が階の間を移動したい場合は、自由に階段を昇降させるより安全で、輸送量も大きい。利用者から見ると肉体的に楽で、(輸送量が大きくなるのだから必然的に)移動に必要な平均的時間コストは低くなる。

 カルテルで社会全体にとって得になるものってどんなもんがあるんだろ、と思ってエスカレーターが出てきたんだけど、どうなんだろね。
参考:
http://wiredvision.jp/blog/iida/200711/200711270100.html

追記:
エスカレーターは歩かないのが元々あったカルテルなのだけど、海外や大阪*1の事例を参考に急ぐ人のために片側を開けるのが最近のルールになりつつあって、カルテル破りOKな雰囲気が出てきたと思ってたら、日常的に歩行されるとエスカレーターは壊れるからやめて下さいってメーカーが警鐘をならしてるみたい。
 社会の変化を評価するのはむずかしいね。

*1:急いでるやくざものにボコられると恐いからという噂はきいた。