学歴ねぇ....

 すなふきんさんが学歴についてなんか書いている*1。半径50m的な環境では低学歴の部類に属するので、学歴社会だなぁという実感はある。自分が学校を出てからあれよあれよと高学歴化が進んでしまった。
 でも、優秀な低学歴者と普通の高学歴者だと明らかに優秀な低学歴者の方が良いよねぇ。そこらへんの大学の博士論文発表会と、SSHの受賞研究だと明らかに後者の方が程度が高いような気がする。後者はSSH限定でやってるわけで、オープンな場で研究成果を競っているわけではないあたりが弱点で、特定の学校に限定せずにきちんと論文化をサポートして成果を評価するシステムの方がいいような気がするけど。
 理学部系の生物学専攻で博士の就職状況が悪いという話題をいくつかのブログで見たけど、「企業への就職状況が悪いけど、生物系の応用分野でも理学部でもテクニックは同じだから通用するはず」みたいな話を読んでちょっと「アホか?」と言いたくなった。応用系の博士課程に行った人は、ちゃんと応用の実績を作ってるわけで、そういう実績を作れない理学系に行ってアカデミック以外の就職先に拾って欲しいなんて虫が良すぎるんじゃないか?応用系でやっていきたければ、学部卒業時でも修士修了時でもいいから応用系の院に移るべきだろう。博士の就職には実績が問われるわけで、応用系で役に立つ実績を持ってる人と、役に立たない実績しかない人なら役に立つ方を採用するのがあたりまえってもんだ。テクニックの問題なんて修士でケリを付けとけよ、なんてちょっと思った。